自社ブドウのピノ・ノワールも3年目を迎え、ついに初リリースとなりました。樹が若く、まだまだ果実味は物足りませんが、杏子や小梅を思わせる様な酸があり可能性を感じるワインとなりました。本数は決して多くなく、将来性を感じ取って頂ければ、という想いも込めてのリリースとなります。
足りない果実味に対して一部のワインは木樽で4か月近くの熟成を行う事で、樽香とボリューム感を与えました。早飲みをしてしまうと樽負けしている感がありますが、2年程置いて頂くと円やかさを帯びて飲み易くなり、若々しい果実味も円熟すると予測されます。今飲むのであれば、2時間程前に抜栓して頂くかデカンタージュをお勧めします。
この年は培養酵母を使用しましたが、本年からは野生酵母を採用しております。最初で最後の味わいとなるピノ・ノワールです。セラーに1本、いかがでしょうか?
ピノ・ノワール 2021
¥3.800Prezzo
IVA inclusa